言いたいことは言えない でも言いたくないことはなおさら言えない 言わなくても伝わればといつも思うのだけど

SUNABA文学館


「SUNABA文学館 書物に恋するアートたち。」無事に終了いたしました。 ありがとうございました。  次回もまたよろしくお願いいたします。

2013年2月25日月曜日

「ぶれない」を読んで、ブルった。。。

僕はこのところずっと、平山郁夫さんの「ぶれない」という本を読んでいる。

ぶれない―骨太に、自分を耕す方法

最初のうち「誰でも言いそうな言葉だよな」と思いながら読んでいくうち、なぜか心に止めておきたい教訓のような言葉がたくさん詰まった本だったのですが、最後の章にきて、さらに衝撃の文章が書かれていました。

これは僕の母校の大学のデザイン課のそれもたぶん同じゼミの人しか衝撃ではないと思いますが、あまりに驚いたのでおおっぴらに書いてしまう(笑)

本文よりーーーーー
なにせ、今とは学校(東京藝術大学)自体の雰囲気がまったく違う。今ではありえない話ですが、新入生のとき、昼休みになると上級生が教室にどやどやと入ってきて、学生歌やその踊り方を指導します。それだけでなく『よかちん節』などという怪しいものまで踊ってみせる。
(中略)
私たち新入生は一列に並んで、身振り手振りをマネして「1つよかちん、2つよかちん」と踊りました。少しでも気を抜くと「しっかりやれ」と叱咤されるのでもう必死です。
ーーーーーーーーー

工業デザインの神様であり、僕の在学時の教授である僕の恩師・手銭正道先生は、我々生徒にゼミ合宿の飲み会などでこの「よかちん節(その時はたしか「よかちん音頭」と言ってた気もするが)」を罰ゲームのように踊らせたのである。

平山さんと手銭先生は、年表を見れば在籍期間が重なっていないし、学部も違うので、平山さん直伝ではないだろうが、少なくとも我々が踊らされたあの「よかちん」は,藝大の伝統だったのだ(僕らは藝大ではありません)。

もっと有り難く伝授されておけば良かった(笑)


そういえば、手銭先生といえば森田公一さんの「過ぎてしまえば」も好きだとおっしゃっていた。

我々はこの歌も歌わされたか聴かされたか、そんな思い出もあるが、マイナーキーの良いメロディだと思った。

森田公一さんの代表曲はもちろん「青春時代」なので、聴く機会は【青春時代」しかなく、あれ以来どこでも【過ぎてしまえば」を聴くことがなかったが、あの歌も何か由来があったのだろうか?