言いたいことは言えない でも言いたくないことはなおさら言えない 言わなくても伝わればといつも思うのだけど

SUNABA文学館


「SUNABA文学館 書物に恋するアートたち。」無事に終了いたしました。 ありがとうございました。  次回もまたよろしくお願いいたします。

2011年5月15日日曜日

ララ 再び

画集が届いたぞぉ。よぉ〜し。。

前回の画集でも選ばれた「LaLa」が今回も採用されました。

自分の中では数年前に「何か変わるキッカケ」になった気に入ってる作品なだけどねぇ。。。




2004年から3回、メルボルンのアートショウ会場の現場へ行ってみていろんなことを学んだことの1つとして「(僕が)好きな作品」「(一般的に)買いたいと思う作品」を、なんとなくだけど感じ分けれるようになったように思います。

このイベントはいわゆる「作品の即売会」なので、来場者は高額の出費をするわけなので「良いと思う作品」の前に立ち止まって買うかどうかじっくり吟味する。「買いたいと思わない作品」はあからさまに素通りする。あの会場はシビアです。やってるジャンルは似ててもデザインフェスタ等の楽しい雰囲気というよりは、自分自身がどう評価されてしまうかという緊迫感がある。でもあのイベントは画商がブースを開くものなので画家本人が会場に来ているブースはあまり多くない。でも日本人作家は観光&勉強を兼ねて訪れている。ブースに常駐しているわけではないのです。画商も画家にフラフラされていても邪魔だと思うし(笑)
だから作家の我々は、お客さんの邪魔にならないようにブースの外から自分の絵の状況を眺めていることが多い。

同じ日本人ブースの中で、周りの仲間の作品ばかり注目されて自分の絵は素通りされているのをじっと見ている画家の後ろ姿も見てきたし、自分がそうだった年もあった。それからその他の何百ものアーティストの作品ブースを巡ったり、そういう体験を何度かしてきて「僕の好きな絵ではないけど、買いたいと思われる作品だな」ってのが、なんとなく、なんとな〜く感じれるようになった。
だからといって、そのような絵を描く事はまだ出来ないんだけど。



その目で見てみると、「LaLa」は、一般受けする絵ではないんじゃないかと思っているんだけど、今回も選ばれた。 僕の学んだ直感はまだズレているのかもしれん。


さて今回の画集は、かなり良いアーティストがたくさん参加しているぞぉ。紙質も良い。表紙は怖いねw

Amazon USAで買えるのでヨロシクおねがいします。
タイトルは 
International Contemporary Artists Vol. II

買ってみたいけどアマゾンUSAアカウントを持ってないとか英語が苦手です〜という人は、ご相談くださいな。