
この数週間、絵が思うように行かなくて、ほんと苦しかった
描いても、それが良いのか良くないのかが分からなかったし
というか描き直しても描き直してもダメに思えた
変化しようとしてたのに、劣化してるように思えたし
良いと思っても、1時間後に悪く見えてくるし
描き直そうと思ってたのが1時間後にはよく見えたり
気が狂うかと思った
これを何十年も描いていくならきっといつか自殺するだろうとさえ思った
「自殺が許される唯一の職業は芸術家」というあるお坊さんの言葉を思い出したり
「絵描きは鬱屈しているから描くんです」というある芸術家の言葉に励まされ
でもさっき、絵から離れて散歩してて、さわやかな気持ちだと思った
それは絵から離れたから気分が良かったのではないことはすぐに分かった
悩んでる時間は苦しいけど、幸せな時間だと感じたから
この数年の筆を持つ気力も無かったスランプの期間
この幸せな苦悩の時間は無かったことに気がついた
そして10年くらい前までグループ展で絵を描いてるときもやっぱり常に苦悩していた
頭をかきむしってベッドへ飛び込んだり、歩き回ったり
だけどその時も「楽しい苦悩」と気づいていた
あの時の感覚なのだ。。。
悩めるのは幸せなのである
悩まずに描けるようになったら、きっとそれは量産するだけの職人になってしまう
梱包して送らなきゃならない締め切りはもう迫っているけど、絵はまだ終わってない
だけど、悩めるのが幸せって思い出せたから
( ゜3゜)V
散歩してても赤いモノに目が行ってしまうw