9月24日 群馬へ向かって出発
あいかわらず、道中のんびりしてたので初日は予定の渋川にも到達できず、前橋に泊まることになりました。
9月25日 早朝、中之条へ向けて出発
途中、食堂兼産直販売所に立ち寄ると、何やらイイ臭い。
匂いではなく 臭い
「これはまさしくモーモーの臭いだ」と察した僕は臭いの方向へ行きましたよ。
巨大牛小屋発見。ちゃんとカメラ目線してくれる牛。
たぶん子供の頃、祖母の家で牛と鶏を飼っていたせいなのか、牛小屋の臭いに癒されるので、臭いがすると探して立ち止まってしまうのです。
前の晩、駅前の焼肉屋で調子に乗って、食べきれないほど上州牛を注文してしまったことは内緒にして、しばし牛小屋をふらつき。そして出発。
途中、またもや思いつきでナビのコースを外れて走って、車が通れない幅の農道に遭遇してしまったり、あいかわらず行き当たりばったりなことをしていたので、時間がかかり、昼に中之条伊勢町エリアに到着。
中之条ビエンナーレは「中之条伊勢町エリア」「伊参エリア」「四万温泉エリア」「沢渡温泉エリア」「暮坂エリア」「六合エリア」の6つのエリアに分布して43会場、 163アーティストによる展示なので、昼過ぎに着いて1日で見終えるのは不可能なのだ。
なのに午前中は牛小屋でのんびりしてしまった。。。。 (牛は外せないw)
おととしは数多く見ようとして全部見ることが出来なかったので、今年は最初から全部見るのはあきらめて、作家のコメントをじっくり読みながら作品を見ていたので、なおさら時間がかかった。なので今年は見れた数がかなり少なかった。
いくつか印象的だった作品を、作家本人から削除願いが出るまで載せてみようと思います(笑)
斎木三男さん「記憶のあと」
静寂のようで動きが感じられる石の作品でした。
生物建築舎+小阿瀬直さん+Maniackers Design「納屋」
実際にあった農具小屋をビルの中に移築。
飯沢康輔さん「数えきれない未来に向けて」
キリンホールというパチンコ屋さんに展示。この場所は毎回、物量作戦になる(笑)。
山崎龍一さん「Culture+bound Syndrome」
製造停止になった酒造工場での展示。この顔がなんか良くて作品集を買ってしまいました。

西嶋雄志さん「存在」
江戸時代に建てられた重要文化財になっている養蚕農家での展示の重々しい雰囲気にマッチしていた。
コンセプチュアルな作品やインスタレーション作品は、作品自体は難解でもいいけど、解説文は、分かりやすくして欲しい。時々、難しい解説の作品があるんだけど、やっぱ伝わった方が良いものねぇ。
鑑賞者が作家の主張を理解した上で「自分には分からない」「私はそう感じない」と言ったときに初めて「分かる人に分かれば良い」と言えるんだと思うのですよ。
そして2007年(第一回)から展示の続いている山重徹男さん+地元のみなさんによる「四万あかり」
前回、四万温泉で時間切れになって、これを見ずにそのまま帰ってしまったんだけど、今回はこれが見たくて、「四万温泉エリア」は時間内に到達できなかったけど、この展示だけは時間外展示なので、のんびり鑑賞しましたよ。
川の音って良いよねぇ。
結局14箇所で時間切れ。 四万温泉のとんかつ屋さんでクーポン券使って「にんにくかつ定食」で完了。
中之条ビエンナーレ公式ガイドブックにはグルメクーポン券も付いている。
そして43箇所の展示会場のうち25箇所でスタンプラリーが行われていて10箇所制覇、25箇所制覇すると四万温泉のいろんなクーポン券や宿泊券が貰える。
廃墟を利用したり、町の住民達が作家に代わって作品解説をして楽しんだり。
つまりよく考えられた壮大な町おこしアートイベントなのですよ。
そしてこの夜は、長野県の安曇野まで行き、着いたのが夜中だったので宿も無いし、ネットカフェに泊まりましたよ、奥さん。
つづく