言いたいことは言えない でも言いたくないことはなおさら言えない 言わなくても伝わればといつも思うのだけど

SUNABA文学館


「SUNABA文学館 書物に恋するアートたち。」無事に終了いたしました。 ありがとうございました。  次回もまたよろしくお願いいたします。

2012年1月30日月曜日

観客はまだ生まれていない

「観客はまだ生まれていない。そして多くの観客はアートが生まれた瞬間を目撃するのではなく、紙くずのような批評を読んだ後にアーティストの作品の蓄積を見るだけだ」

ジュリアンシュナーベルの言葉

2012年1月22日日曜日

Flamenco Sketches

以前はパットメセニーばかり聴いていたけど、この数年、絵を描く時はたいがいこの曲を聴いている。

ジャズは好きだけど、歴史の事はあまり分からなくて
このアルバムの頃はマイルスデイビスのバックメンバーは、現在、巨匠と言われるプレイヤーばかりが集まっている。それはマイルスデイビスだから集まって来たのか、マイルスと共演しているうちに凄いプレイヤーに育ってしまったのか、もともと凄い人たちをマイルスが集めたのか、将来的に凄くなる人をマイルスが見いだしてバックにつけたのか、僕は知らないんだけど、この曲とその曲が入ってるアルバムを聴くたびに、「凄い気持ち」になる。

しかも、マイルスはこのアルバム「Kind of Blue」を録音するとき、簡単な曲のイメージだけをメンバーに見せて、一発録音で挑んだのだそうだ。ピアニストのビルエヴァンスはこの一発勝負を描き始めたら失敗も修正も許されない日本の墨絵画法に例えている。譜面も練習も無い即興プレイの録音においてメンバーの1人としてミスの許されない一発勝負の緊張は、僕には想像がつかない。しかも目の前にマイルスがいるって状況で(汗)。




Kind of Blue
"Kind of Blue" Miles Davis

2012年1月15日日曜日

迷子

きっと多くの絵描きや歌唄いや自分を表現しようとしてる人は、突き当たる事だと思うけど、「成長したい」「変化したい」「進化し続けたい」「同じところにとどまりたくない」って思って、何か新しいことに手を出すんだけど、不自然に無理矢理そんなことをすると、迷子になって自分が分からなくなって、「でもこれは自分を見つけるための試行錯誤だ」って思い、迷った場所からもっと歩き回って道がもっと見えなくなり、流浪して、上手くいけば「新しい自分」か、もしくは「結局、落ち着くのは最初の自分」って気づいたりするけれど、そう簡単に見つかった自分では満足出来なくてまた旅に出たりして。

上を目指して改造して見つける新しい自分より、自然にソコに行き着いた初期の自分の方が本当の自分なんだろうね。
変化は自然に変化していかなくては無理がある。

そう気づいてるのに、僕はまだ流浪から抜け出せない。一度自分から出てしまうと道が見えなくなって。。。

2012年1月9日月曜日

シミュレーション


YOKOHAMA ART DEPARTMENTの1人分の展示スペースを企画書のサイズ表(H: 2.7m x W: 1.8m x D: 1.6m)だけでは分からないので、体感的に把握するために、部屋にシミュレーションしてみた。

思ったより大きいな。


この空間を体感しながら、展示する絵のサイズと展示方法を練る。会場の中のどの位置になるかでも変わってくるのだけど、それは現地視察するまで仕方ないので、とりあえず。
 
手前にイーゼル展示もできそうです。でもそうすると、ポートフォリオ用にテーブルも置いたりして、客の鑑賞の立ち位置と流れがどう変わってくる?どちらか諦めるかな。

2012年1月3日火曜日

展示をいたします

ようやく重い腰を上げて、8年ぶりに作品展示をすることになりました。

YOKOHAMA ART DEPARTMENT
2012年3月31日(土)
12:00〜18:00
会場:ヨコハマ創造都市センター 3Fスペース
前売り:400円、当日:500円
http://www.yokohama-art-department.com/about/

1994年以来、10年間、グループ展で共に活動してきた先輩が2009年に立ち上げたアートイベントオーガナイズ集団「artmania」が企画する横浜初のアートイベントに参加する事になりました。
たった1日の展示ですが、是非ご来場お待ちしております。




当施設には駐車場がありませんのでご注意ください。
アクセス:
みなとみらい線「馬車道駅」1b出口 [野毛・桜木町口(アイランドタワー連絡口)直結]
http://www.yokohama-art-department.com/access/

2012年1月1日日曜日

あけましておめでとうございます

今年は辰年の年男なので、いつもの年賀状の絵とは違う雰囲気で描きました。

曾我蕭白の雲龍図がボストン美術館より展示のための帰国をするという記念と、年男の昇龍の願いを込めて、紅雲龍図です。

今年もよろしくお願いいたします。

(去年の旅日記は、気が向いたら更新いたします。。汗)