言いたいことは言えない でも言いたくないことはなおさら言えない 言わなくても伝わればといつも思うのだけど

SUNABA文学館


「SUNABA文学館 書物に恋するアートたち。」無事に終了いたしました。 ありがとうございました。  次回もまたよろしくお願いいたします。

2011年1月24日月曜日

何も変わっちゃいないことに気がついて坂の途中で立ち止まる

約4年ものスランプで筆も持たず、ちゃんと気を入れてキャンバスに向かうのは数年ぶりなので、「あの頃とは何かが変わっているだろう。あわよくば良い方向に変わっているだろう」と期待をしていたけど、いざ描こうとすると、あの頃の気持ちにタイムスリップするかのように、何も変わった気がしない。あの頃と同じ気持ちになる。
でも「スランプだ」と思うからスランプなんであって、抜けようとしなければいつまでもスランプなんだろうな、と思えるようになっただけでも、マシかなと思う。
スランプなんて自分が作り出してるんだ。

岡本太郎さんはこう言った。

誰のために創るんだろう。
考えたことあるか。
自分のために?そんなの甘っちょろいよ。
植木づくりでもやるんならそれでいいんだ。
金のために?だったら創るより早いやりかたがいくらでもあるだろう。


太郎さんはこの後、なんて言ったのだろう。

太郎さんは「芸術とは」という意味で言ったのだろうけど、僕は違う意味で、いろんな人に感謝するために描きたいとも思う。お世話になった人、応援してくれる人、背中を押してくれる人、元気をくれる人、インスピレーションを与えてくれる人、展示を楽しみにしてると言ってくれる人、原画や画集を買ってくれた人、ブログを読んでくれる人、その他たくさん。
僕のために、何か行動を起こしてくれる。それはとてもありがたい。たとえ「ブログを読む」という小さい行動でも「わざわざ」なのだ。

待ってやがれ
<(  ̄ ≧ ̄)>