といっても画像は撮影の為に2枚を横に並べただけであって、こんな風に並べてブラックジャック先生の手術のように同時に描いていくわけではありません。(下絵はモザイク隠ししてますw)
相棒の絵描きに「2枚同時に描くと両方とも中途半端になるぞ」と忠告を受けたので 気をつけたいと思う。大好きな作家の丸山健二さんも1年〜数年かけて1冊しか書かず、1度に複数の作品を執筆しようとすると絶対に良いものが書けないと言っていた。
心して絶対描き上げちゃるぜょ!
今回、2枚描きに挑むのは、大した意味があるのではなく、乾かしている間、何も出来ない時間が惜しいからである。
僕が使用するのは速乾性のアクリル絵の具にも関わらず、最近のやり方は乾きにくい手法をとっているので、ちょっと色を乗せると数時間は放置しなければならなかったりして、気持ちが乗って来た時に何も出来ないということがよくあるのだ。
ところで丸山健二さんの「千日の瑠璃」という作品は、1000種類の物(たとえば風や闇など)が1日ずつそれぞれの視点で主人公である鳥(とその周辺)のことを語っていく千日(千ページ)の日記風物語で、実際、約千日(3年)かけて書かれた本であるが、いつも挫折してしまって千日どころか100日もいかないところでまた最初から読み直すというありさまである。もともと読むのが遅い僕に分厚い純文学はなかなか難しい。なのに丸山さんの本は何冊も買っていて...数冊しか読んでいない。。。。。
僕は丸山作品が好きというよりは、丸山健二という人間が好きで、自分にも他人にも意地悪なほどに厳しく、丸山さんを嫌う人も多いみたいだけど、何故か僕にはその叱咤(激励無し)が心地よく、20年以上前に録音したラジオインタビューを今でも自分に喝を入れたい時に聴くようにしている。今でも心しているのは「今日始めないヤツは明日もやらない」という言葉。
なぜか2枚描きの話題からそれた。
もう遅いので、とりあえず色塗りは今日始めないで、明日やろっと
<(  ̄ ≧ ̄)>